白鵬 先場所の雪辱へ気合 出稽古で稀勢の里に15番8勝

[ 2015年7月7日 05:30 ]

稀勢の里(左)と稽古をする白鵬

 大相撲名古屋場所(12日初日、愛知県体育館)で2場所ぶり35度目の優勝を狙う横綱・白鵬(30=宮城野部屋)が出稽古を開始した。最初の出稽古先に選んだのは愛知県長久手市内の田子ノ浦部屋。昨年初場所前の二所ノ関一門連合稽古以来、約1年半ぶりに大関・稀勢の里の元に出向いた。

 「先場所負けた相手の一人だからね」。夏場所では14日目に稀勢の里に敗れたことをきっかけに、照ノ富士に逆転優勝を許した。賜杯奪回に向けて負けられない相手だけに気合は十分。一気の寄りや豪快な投げも見せ、15番取って8勝7敗。「いい稽古ができたんじゃないの。これから仕上げていきたい」と手応えはまずまずだ。一方の稀勢の里もほぼ互角の内容に「稽古場だからね。(他の力士とは)当たりも重さも違う。体がこたえましたね」と充実感たっぷりだった。

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