ウォリアーズ　延長制し先勝　ＮＢＡファイナル開幕

ルーズボールを争うカリー（右）とアービング（ＡＰ）

　ＮＢＡファイナルが４日、カリフォルニア州オークランドで開幕。西地区覇者のウォリアーズが東地区を制したキャバリアーズを延長の末に１０８―１００（前半４８―５１、延長１０―２）で下し、ホームで先勝した。

　ウォリアーズは第１Ｑ序盤で１４点を追う展開となったがじりじりと反撃。第４Ｑ残り５３秒に今季のＭＶＰ、ステフェン・カリー（２７）がジャンプシュートを決めて９８―９６とした。しかしキャバリアーズは残り３１秒にセンターのティモフェイ・モズゴフ（２８）がフリースローを２本とも成功させて同点。残り２４秒に右サイドから切れ込んだカリーのレイアップを、この日２３得点を挙げたカイリー・アービング（２３）が背後からブロックして試合は延長（５分間）にもつれこんだ。

　延長ではウォリアーズが連続１０点を奪って圧倒。キャバリアーズは最初の８本のシュートをすべて外して点差は広がっていった。レブロン・ジェームズ（３０）は４６分間出場してファイナルでの自己最多となる４４得点（従来の記録は３７得点）を稼いだものの、勝ち越しを狙って放った第４Ｑ残り３秒でのジャンプシュートは失敗。アービングは痛めていた左膝の状態が悪化して延長の途中で退場し、第２戦（７日）の出場は微妙になった。

　ウォリアーズはレギュラーシズンを併せてホームでは今季４７勝３敗。今プレーオフでは対戦したチームの主力ポイントガードがいずれも故障しており、４０年ぶりのリーグ制覇に向けて再び“追い風”が吹いてきた。

　＜個人成績＞

　▼ウォリアーズ＝カリー（２６得点８アシスト）トンプソン（２１得点）イグダーラ（１５得点）グリーン（１２得点）

　▼キャバリアーズ＝ジェームズ（４４得点８リバウンド６アシスト）アービング（２３得点７リバウンド６アシスト）モズゴフ（１６得点７リバウンド）