山下 地元で発奮、念願ツアー初勝利へベスト64 一気3位上昇

[ 2015年5月23日 05:30 ]

通算8アンダーで3位の山下

男子ゴルフツアー 関西オープン第2日

(5月22日 滋賀県東近江市 名神八日市カントリー倶楽部=6900ヤード、パー71)
 ツアー未勝利の山下和宏(41=ザ・サイプレスGC)が2日目ベストスコアの7アンダー、64で回って通算8アンダー、134とし、23位から首位と1打差の3位に浮上した。大会前に関西ゴルフ界のトップからゲキを飛ばされて発奮。地元・関西で、今度こそ初勝利を挙げる。片岡大育(26=Kochi黒潮CC)が67で回って通算9アンダーとし、65を出したウォンジョン・リー(29=オーストラリア)と並び、初日からの首位を守った。
【第2R成績】

 山下は最終9番でカラーから8メートルのパットを沈めてバーディー締めした。名神八日市CCの関係者と知り合いで、今年に入ってラウンドを重ねてきた。特に9番は再三、アプローチ練習をしたホール。グリーンの癖を把握していた。「パットが入りだしたら、こんなにスコアが出るんですね」と笑顔を見せた。大阪府出身だけに使命感がある。開幕前には関西ゴルフ連盟の森下洋一理事長から「関西人が頑張らないでどうする」とゲキを飛ばされ、身が引き締まった。今季は2位が2回と好調。期待の裏返しだった。首位と1打差の好位置で残り2日。地元・関西で“善戦マン”の殻を破る初優勝を目指す。

続きを表示

2015年5月23日のニュース