“居反り”の宇良 無傷で序ノ口6連勝「嫌なことをやり返した」

[ 2015年5月21日 11:51 ]

<大相撲夏場所12日目>宇良(右)は皇義龍(左)を押し倒しで下す

 大相撲夏場所12日目(21日 東京・両国国技館)で、居反りなどの奇手を得意とする宇良(22=木瀬部屋)は無傷の序ノ口6連勝とした。

 相手の奇策にも動じなかった。序二段の小兵、皇義龍(18=時津風部屋)は仕切り線のはるか後方で構え、立っても前に出なかった。両者は距離を取って、まるでレスリングのようにしばらく見合った。互いに出方を探る中、宇良が前に出ると、皇義龍は遠距離から顔を張ってきた。宇良はそれに耐えてさらに前進。つかまえると、一気に押し倒した。

 アマ時代には奇策を武器にしてきた宇良は「自分はやってた側。その分、へんなことされても落ちついて、自分が嫌なことをやり返した」としてやったりだ。序の口優勝まであと1勝。「残り1番まできた。初日と変わらない気持ちで最後まで相撲を取りたい」。

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2015年5月21日のニュース