マラソン日本復活へ 千葉氏、金氏ら語る スポニチフォーラム

[ 2015年5月21日 05:30 ]

「第33回スポニチフォーラム」が行われ、マラソン日本のお題でディスカッションする(左から)藤山健二・スポニチ本社編集委員、千葉真子氏、金哲彦氏

 スポーツ振興支援と国民の体力づくりを考える異業種交流勉強会「第33回スポーツニッポンフォーラム」が20日、東京都千代田区のKKRホテル東京で開催され、約220人が参加した。

 「1億円ビッグボーナスを狙え マラソン日本の復活はなるか」をテーマに、プロランニングコーチの金哲彦氏(51)、マラソンランナーでスポーツコメンテーターの千葉真子氏(38)をパネリストに、スポニチの藤山健二編集委員(55)の進行で約1時間にわたり活発な意見が交わされた。

 3氏は、日本実業団陸上連合がマラソン日本新記録を樹立した選手に1億円を支給する異例のボーナスを設定したことや、来年のリオデジャネイロ、20年東京両五輪に向けて期待されるマラソン代表候補の現状などについて討論した。

 日本記録は、男子が02年に高岡寿成が出した2時間6分16秒、女子は野口みずきが05年にマークした2時間19分12秒で更新がストップ。それ以降は記録更新はもちろん、五輪のメダルも男子が92年バルセロナの森下広一の銀、女子は04年アテネの野口の金以来誰も獲得していない。

 金、千葉の両氏は期待できる選手として、女子の前田彩里(23、ダイハツ工業)を挙げた。金氏は「勢いがあるし、リオ五輪に一番近い」とし、千葉氏は「ひょうひょうとしているが、サングラスをするとスイッチが入る」と絶賛した。

 シンポジウム後に行われた懇親会では、恒例となった競馬の「オークス&日本ダービー予想」が行われ、盛り上がった。また、15年度ミス日本グランプリの芳賀千里さん(22)とミス日本「海の日」大河南都子さん(20)が駆け付けて花を添えた。

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2015年5月21日のニュース