川内ハーフ24位も「仙台よりマシ」 沿道からヤジも「まじめに走れ」

[ 2015年5月17日 12:16 ]

高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソンに出場した川内優輝はタイムが伸びず、表情を歪ませながらゴール

 高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン(岐阜メモリアルセンター発着)が17日にあり、公務員ランナーの川内優輝(28=埼玉県庁)は伸び悩み、1時間6分16秒で日本人15番目となる24位に終わった。

 道中は「今年もたくさんの温かい応援を受けた」と語る一方で、「“去年(11位)より順位が悪いぞ!”といった声や、“まじめに走れ”という声が聞こえた」という“ヤジ”も。沿道からの叱咤激励を感じながらゴールした。

 10日の仙台国際ハーフマラソンは1時間8分36秒で29位に沈み「市民ランナーに抜かれた」と、屈辱を味わった。この日は中盤でペースを守り「仙台よりはマシ」と、1週間でどん底から脱出した様子。「女子の世界記録(1時間5分12秒)に負けているタイム」と現状には満足していないものの、「市民ランナークラス」から「女子クラス」に“昇進”したことに光を見出していた。リオデジャネイロ五輪出場に向け、平成のメロスは今日も走り続ける。

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2015年5月17日のニュース