上田 2年連続表彰台ならず 誤算バイクで体力消耗13位

[ 2015年5月17日 05:30 ]

ランパートで力走する上田

トライアスロン世界シリーズ第5戦横浜大会

(5月16日)
 トライアスロンの世界シリーズ第5戦、横浜大会が16日、横浜市山下公園周辺特設コース(51・5キロ=スイム1・5キロ、バイク40キロ、ラン10キロ)で行われた。女子では昨年2位の上田藍(31=シャクリー・グリーンタワー・稲毛インター)が1時間59分57秒で13位。日本勢最高位だったが2年連続の表彰台はならなかった。優勝はグウェン・ジョーゲンセン(29=米国)で1時間57分20秒。男子は田山寛豪(33=NTT東日本・NTT西日本・流通経大職)が20位で1時間48分53秒だった。

 苦しみあえぐ姿はいつもの上田の走りではなかった。トップと5秒差で得意のラン勝負。ここまでは理想の展開だった。ところが「走りだしから思った以上に足が重かった」と差はどんどん広がっていった。

 苦手とするスイムはトップと1分15秒差の53位と出遅れたが、バイクでは順調に先頭集団を追い上げた。集団の先頭は風を受けて大きな負担がかかるため、交互に譲って前方を追うのが定石。しかし、上田のいた集団は積極的に先頭に立つ選手が少なく「2人で先頭を回し続けることになった」。追いつくことはできても予想以上に消耗してランへの余力が残っていなかった。

 日本勢過去最高の2位となった昨年の再現はならず「悔しくてなかなか笑顔は出せないけど、課題と収穫を次につなげていきたい」と気持ちを切り替えた。

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2015年5月17日のニュース