錦織 フェレールに完勝「いつもより勇気を持って前に出た」

[ 2015年5月9日 07:10 ]

試合後、フェレールと握手する錦織(AP)

 錦織圭(25=日清食品)が、クレー巧者の地元・スペイン選手、ダビド・フェレール(33=スペイン)に6―4、6―2と快勝、2年連続の準決勝進出を決めた。

 特に第2セットでは第1ゲームでバックハンドのダウンザラインを決めると、最後はリターンエースで奪取。第2ゲームはブレークバックされたが、そこから4ゲーム連続で奪取と、観衆もどよめく強さを見せつけた。

 試合後錦織は「長いラリーになるのがわかっていたので、なるべく早くポイントを取るように心掛けた。少しいつもより勇気を持って、なるべく前に出たり、プレッシャーをかける意味で頑張って前に出た」と語った。

 2年連続の決勝進出を目指し、準決勝では世界3位の第2シード、アンディ・マリー(27=英国)と対戦。これまで4回対戦しており、1勝3敗。だが、最近の対戦となった2014年11月のATPツアー・ファイナルの初戦で6―4、6―4のストレート勝ちをしている相手だが「クレーでは初対戦だと思うんですが、長いラリー戦になると思うので、きょうみたいなプレーができたら勝つチャンスができると思う」と語る姿には、貫禄すら漂っていた。

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