松山意外!?日米通じて「初」首位発進! 5アンダー67

[ 2015年5月9日 05:30 ]

16番、バーディーを決めギャラリーの声援に応える松山

USPGAツアー・プレーヤーズ選手権第1日

(5月7日 米フロリダ州ポンテベドラビーチ TPCソーグラス=7215ヤード、パー72)
 松山英樹(23=LEXUS)が6バーディー、1ボギーの67をマークし、ケビン・ナ(31)、チャーリー・ホフマン(38=ともに米国)、デービッド・ハーン(35=カナダ)と並んで自身初めての首位スタートを切った。

 日米両ツアーを通じて初の首位発進。それでも、平然としているのが松山らしい。「まだ初日。今日で終わるんだったらうれしいけど」と事もなげに振り返った。

 「やっぱり10番が大きかったかな」。出だしの10番、3Wで打った第1打が左バンカーに入った。「(ボールに)泥がついているような感じ」と不運もあり第2打はグリーン左ラフへ。アプローチも寄らなかった。しかし3メートルのパットをねじ込みパーセーブ。ピンチを切り抜けて波に乗った。13番パー3で初バーディーを奪うと、16番パー5では残り215ヤードからの第2打を7Iでピン3・5メートルに運び2パットでやすやすとスコアを伸ばした。

 スタート前の練習では「良い感じで打てていた」というショットが後半に乱れた。「タイミングが合わなくなりミスショットが多くなった。でも結果的にフェアウエーに行ったり、ピンについたり、ラッキーが多かった」と言う。その幸運を好調のパットで生かした。最終9番では3メートルを沈めてバーディー締め。18ホールの合計パット数は26。7番ではバーディーパットがカップの縁を180度回って外れたが「惜しいパットもあったけど、最後に1つ伸ばせたので良かった。5アンダーという数字は凄く良かった」と納得顔だった。

 この日は赤と黒のグラデーション柄のシャツでプレー。「日曜日(3日の練習で)着て調子がよかったんで」と縁起をかついで選んだ勝負服で好発進につなげた。

 優勝すれば5年のシードが得られる今大会は「第5のメジャー」と呼ばれ、世界ランキング50位以内の48選手が出場している。今季ツアー最多に並ぶ7度のトップ10入りを果たし、スピース、マキロイのライバル候補にも挙げられる日本のエースが、大舞台で主役を演じている。

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