「つらい戦い」制した錦織 大声援に感謝「日本にいるような気分」

[ 2015年1月22日 12:32 ]

全豪オープン男子シングルス2回戦、声援に応える第5シードの錦織圭

全豪オープン第4日 錦織圭 4―6、7―5、6―2、7―6 イワン・ドディグ

(1月22日 オーストラリア・メルボルン)
 逆転で5年連続の3回戦進出を決めた錦織圭(25=日清食品)は「簡単ではなかった。暑かったし、つらい戦いでした。ファイナルにいかず、4セットで勝ててよかった」と2時間47分の熱闘を振り返った。

 初戦後のテレビインタビューで「サーブがとてもいいのと、アグレッシブなプレーが多い。嫌な相手だとは思う」と評していたベテランのドディク相手に、第1セットはその力強いサーブに「リターンがついていけず」、ショットのミスも重ねて4―6で失った。

 しかし第2セット途中からドディクのファーストサーブの確率が落ちてくると、錦織が一気に流れを引き寄せた。「自分のプレーをしっかり」という心構えで粘り強くこのセットを奪い返すと、第3セットはストローク戦を制して2度ブレークし2セットを連取。第4セットはタイブレークとなったが、7ポイントを連取して一気に勝負を決めた。

 会場には多くの日本人ファンが詰めかけ、「本当に凄かった。日本にいるような気分だった。皆さんの声援のおかげで頑張れた」と大声援に感謝した錦織。3回戦は同世代のスティーブ・ジョンソン(25=米国)が相手となるが、「ビッグサーバー。前に出てくるので、明日戦術をしっかり考える」と表情を引き締めた。

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2015年1月22日のニュース