bj埼玉 応援団が願掛け「勝つまで○○しません」

[ 2015年1月22日 09:54 ]

 バスケットボール男子TKbjリーグで今季開幕から23連敗した埼玉ブロンコス(埼玉県)の応援団が、インターネットで「勝つまで○○しません」と願掛けする動画の投稿を始めた。直後にチームは初勝利。リーグ統合や経営破綻で揺れるバスケ界だが、団員は「今こそみんなで盛り上げたい」と期待する。

 応援団は所沢市職員16人でつくる「埼玉ブロンコス応援隊」。チームの悪い流れを止めようと1月3日に「勝つまで利き腕で食事をしない」などと誓った動画2本をユーチューブに初めて載せたところ、翌日の大分戦で初白星を飾った。

 しかし、その後は連敗が続く。願掛けは「ホームで勝つまで」にあらためて継続中で、「アントニオ猪木さんの物まねをしながら食事を続ける」といったユニークな誓いや、「エレベーターを使わない」と宣言し、実際に団員が市役所の階段を駆け上がる映像も。動画は10本を超え、応援団は一般客にも投稿を呼び掛けている。

 TKbjリーグとナショナルリーグ(NBL)が併存する国内バスケ男子に対し国際連盟(FIBA)は昨年11月、日本バスケットボール協会に無期限の国際試合出場停止処分を科したほか、ことし1月にはNBLの和歌山が経営破綻したことが明らかになった。観客動員の拡大も懸案で、ブロンコスでも客席がまばらな日があるという。

 団員の藤井徹さん(35)は「ホームで勝つまで酒は飲まない」と禁酒中。「勝利の美酒が待ち遠しい。勝てば次は『最下位を脱出するまで○○しません』との願掛けも考えています」と話している。

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2015年1月22日のニュース