伊達 ダブルス敗色濃厚から大逆転勝ち「歩くのもしんどい」

[ 2015年1月22日 05:30 ]

全豪オープン女子ダブルス1回戦で勝利し抱き合って喜ぶ伊達(奥)、デラクア組

全豪オープンテニス第3日

(1月21日 オーストラリア・メルボルンパーク)
 前日の泣き顔が一転して笑顔に変わった。第1セットを落とし第2セットも0―5と敗色濃厚ムード。「あしたのシングルスは誰とやるの?」「キーズなんだけど、どうしたらいいかな」。伊達はデラクアと翌日の話を始めたほどだったが、このゲームをキープすると潮目が変わった。一気に7ゲームを連取し第2セットを奪取。最終セットもタイブレークで3本のマッチポイントをはね返し、大逆転勝利を収めた。

 「体はしんどい。歩くのもしんどい」と右脚付け根の痛みなど不安は抱えたままだが、動きの少ないダブルスならまだ戦闘能力を発揮できた。「“頑張れ!”っていう日本語は昔から嫌い。あまりいい言葉じゃないんじゃないかな。これ以上どこで頑張るのよって思う」と笑う44歳は、2回戦以降もタフに頑張り続ける。

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2015年1月22日のニュース