東レ、全日本バレー出場辞退…所属選手が窃盗容疑で逮捕

[ 2014年12月12日 11:50 ]

窃盗容疑で逮捕された東レ・王金剛容疑者

 バレーボール、プレミアリーグ男子の東レは12日、所属選手が10日夜に窃盗容疑で逮捕されたため、東京体育館で開催中の全日本選手権の出場を辞退すると発表した。

 逮捕されたのは日本代表メンバーの王金剛容疑者(30)。逮捕容疑は10日午後8時半ごろ、東京都品川区のパチンコ店で、男性客がパチンコ台に置き忘れた財布を盗んだ疑い。

 王容疑者は中国遼寧省出身で高岡一高から東海大へ進み、08年に東レ入り。11年に帰化して日本国籍を取得、日本代表入りを果たした。

 全日本選手権7度の優勝を誇る東レは、選手が逮捕された翌日の11日の2回戦から登場し、創造学園高(長野)に勝って準々決勝に進んでいた。

 この日チームの公式サイトで「12月10日夜半、東レアローズ男子バレーボール部所属の選手が窃盗の容疑で大崎署管内にて逮捕されたことが判明いたしました。このような事態につきましては、東レ(株)および男子アローズとして誠に遺憾なことであり、皆様にご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。つきましては、今回の事態を重く受け止め、出場を辞退することを決定し、第26回天皇杯・皇后杯実行委員会を通じて日本バレーボール協会に申請申し上げます」と発表。処分に関しては「事実確認が完了次第、当社として厳正に対処する所存です」としている。

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2014年12月12日のニュース