国技館にデング熱対策で薬剤散布 場所中も虫よけスプレー

[ 2014年9月12日 11:00 ]

デング熱対策として、両国国技館で行われた薬剤散布=12日午前、東京都墨田区

 日本相撲協会は大相撲秋場所(14日初日・両国国技館)を控えた12日午前、国内感染が相次ぐデング熱への対策として、東京都墨田区の国技館の敷地内で蚊を駆除する薬剤の散布を行った。全身を覆った6人の作業員が樹木や植え込み、排水溝にまいた。業者によると、定期的な害虫駆除と異なり、主に蚊に効果のある薬剤を使用した。

 相撲協会の玉ノ井広報部副部長(元大関栃東)によると、場所中は来場者の集まりやすい出入り口に虫よけスプレーを置き、敷地内にある神社の手水舎(てみずや)の水を抜く。状況によっては各日の開門前に薬剤をまく可能性がある。

 秋場所は入場券の売れ行きが好調で、多数の来客が予想される。玉ノ井副部長は「国技館近辺で感染が見つかったという情報はないが、お客さまに安心して来ていただけるよう、今後も万全を期す」と話した。

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