錦織凱旋試合プレミア化 29日開幕楽天OPチケ残りわずか

[ 2014年9月4日 05:30 ]

チャンコーチから指導を受ける錦織

テニス全米オープン第9日

(9月2日 ニューヨーク ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター)
 男子シングルス4回戦でラオニッチとの死闘を制した第10シードの錦織圭(24=日清食品)の凱旋試合がプレミア化する。錦織の次の国内試合となる楽天ジャパン・オープン(29日開幕・東京有明テニスの森公園)はチケットが売り切れた日も出ている中、今回の錦織の活躍でさらに需要が高まるのは必至の情勢となった。第2シードのロジャー・フェデラー(33=スイス)は2年ぶりのベスト8入り。女子シングルスでは世界ランキング39位の彭帥(28=中国)が17歳のベリンダ・ベンチッチ(スイス)を下し、4大大会で初の4強入りを決めた。

 錦織の全米オープンでの活躍を受け、凱旋試合のチケットがプレミア化することが確実となった。楽天ジャパン・オープンのチケットは、既に準決勝、決勝のある週末は残りわずかとなっている。平日にはまだ空きがあるが、それも決して多くはないという。大会関係者は「今回の結果の影響が間違いなく出るだろう」と語った。

 錦織は楽天ジャパン・オープンの前週にシンガポールの大会に出場予定。そこでの結果次第だが、月曜日に1回戦をすることは物理的に考えづらい。となれば錦織の1回戦は大会2日目の火曜日が濃厚という予想も立つ。大会関係者も「まず火曜日から売れていくかもしれない」と錦織効果の出方を予想した。

 大会にはラオニッチ(カナダ)や準々決勝の相手ワウリンカ(スイス)も参戦する。彼らとの再戦がかなえば全米オープンの興奮を追体験する絶好の機会。いずれにしろ大会の主役は日本のエース以外にはいない。

 錦織は2日午後は会場を訪れ、ワウリンカとの準々決勝に向け、安定感を欠くサーブを中心に練習に取り組んだ。

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2014年9月4日のニュース