錦織 日本選手96年ぶり4強!全豪覇者ワウリンカをフルセット撃破

[ 2014年9月4日 08:29 ]

全米オープンテニス準々決勝でワウリンカと戦った錦織(AP)

 全米オープンテニス第10日は3日(日本時間4日)、ニューヨークのビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで行われ、男子シングルス準々決勝は第10シードの錦織圭(24=日清食品)が、全豪覇者で第3シードのスタニスラス・ワウリンカ(29=スイス)を3―6、7―5、7―6、6―7、6―4で下し、日本選手として1918年の熊谷一弥以来96年ぶりの4強入りを果たした。

 第1セットはワウリンカが第2ゲームをブレークして主導権を握ると、力強いリターンで錦織を苦しめこの後もサービスゲームをキープし6―3でものにした。

 第2セットは、動きに切れの出てきた錦織に2度のブレークチャンスがあったがワウリンカも220キロ近いサーブで対抗。ともにサービスゲームをキープしたが、第12ゲームで錦織がブレークして7―5で奪い、1セットオールとした。ワウリンカから初めてセットを奪った。

 第3セットで錦織は赤から白のシャツに着替え、さらに動きに俊敏さが増し第6ゲームでブレーク、その次のサービスゲームも取った。ワウリンカも第9ゲームをブレークし、次のゲームも取って追い付き5ゲームオールとなった。この後ともにキープしてタイブレークに入った。タイブレークは錦織が9―7で取った。

 第4セットは互いにサービスゲームをキープしてタイブレークへともつれ込み、ワウリンカが0―4とリード。相手のミスもあって錦織も4ポイント連取して4―4に追いついたが、5―5からリターンがアウトとなってセットポイントを許すと、最後はワウリンカのサーブを錦織がリターンできず5―7。セットカウント2―2で勝負は最終セットにもつれ込んだ。

 第5セット、錦織は第3、5ゲームでブレークポイントを許しながらもキープして4―4に。第9ゲームをラブゲームでキープして勢いに乗ると続く第10ゲームをブレークして、6―4で4時間を超える熱闘に決着をつけた。

続きを表示

この記事のフォト

2014年9月4日のニュース