錦織、日本男子92年ぶり8強!ラオニッチとの死闘制す

[ 2014年9月2日 15:26 ]

全米オープン男子シングルス4回戦でラオニッチと対戦した錦織圭(AP)

 全米オープンテニス第8日は1日、ニューヨークのビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンターで行われ、第10シードの錦織圭(24=日清食品)は男子シングルス4回戦で第5シードのミロシュ・ラオニッチ(23=カナダ)をフルセットの激闘の末に4―6、7―6、6―7、7―5、6―4で下し、初の準々決勝進出を果たした。日本男子の8強入りは1922年の清水善造以来92年ぶり。

 時速230キロを超えるビッグサーブを連発するラオニッチに対し、錦織は粘り強いリターンで得意のストローク戦に持ち込むが、勝負所でミスが出て、4―5からサービスゲームをブレイクされて第1セットを失ってしまう。

 第2セットは5―4と優位な状況からサービスゲームをブレイクされて追いつかれたが、タイブレークを7―4で制して、セットカウントをタイに戻した。

 第3セットに入ると、ラオニッチのファーストサーブの確率が下がったこともあり、錦織が押し気味にゲームを進めながらタイブレークを6―8で落としたが、第4セットは互いにサービスゲームをキープして迎えた第11ゲームで錦織がブレイク。再びタイに戻すと、最終セットは第5ゲームで錦織がラオニッチのサービスゲームをブレイク。このセットを6―4で取り、4時間を超える死闘にピリオドを打った。

 錦織は2カ月前のウィンブルドンでも同じ4回戦でラオニッチ対戦して6―4、1―6、6―7、3―6で敗れたが、同世代のライバルにリベンジし、日本男子としては実に92年ぶりとなる快挙を達成した。

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2014年9月2日のニュース