ツアー未勝利西山が1打差好発進 強力助っ人が後押し

[ 2014年7月26日 05:30 ]

2番ホールティーショットの打球の方向を見る西山ゆかり(左)。右はキャディーを務める高又順

女子ゴルフツアー センチュリー21レディース第1日

(7月25日 静岡県伊豆の国市 伊豆大仁カントリークラブ=6531ヤード、パー72)
 プロ7年目でツアー未勝利の西山ゆかり(32=アステオ)が4連続を含む7バーディーを奪って自己ベストの66をマーク。首位のアン・ソンジュ(26=韓国)に1打差の好スタートを切った。藤本麻子(24=富士通)が2位に並び、2週連続優勝の懸かる成田美寿々(21=オンワードホールディングス)は5打差の16位発進となった。
【第1R成績】

 裏街道とも呼ばれるインからスタートした西山が爆発した。15番から4連続バーディーを奪うと、上がりの8、9番でも伸ばして首位に1打差。「先週からショットが良くなり、今日はパットも入ってくれました」とニコニコ顔だ。

 好発進は強い味方によってもたらされた。キャディーを務めたのは日本ツアー8勝の高又順(韓国)。静岡・朝霧CCの研修生だった19歳の頃に母の知人を介して出会い、ここまで「凄く可愛がってもらった」という。コンビを組んだのは今回が初めてだが、的確なアドバイスを受けてバーディーを量産した。「ラインの読み方など参考になりました」と感謝すれば、50歳でアップダウンの激しいコースでバッグを担いだ高又順は「バーディーを取ってくれて、バッグも軽く感じた」と目を細めた。初のシード獲得を目指し、2週前には芹沢信雄の合宿にも参加。前週のサマンサタバサは3日連続の60台で7位。今季第3戦のTポイントでは初日首位発進も順位を下げて5位に終わった。「その後は調整してきました。今度は」と初優勝を視野に入れている。

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2014年7月26日のニュース