白鵬 30度目Vへ余裕の6連勝!大砂嵐戦質問には「ふん」

[ 2014年7月19日 06:21 ]

<大相撲名古屋場所6日目>魁聖を上手出し投げで破り懸賞金を手に土俵をおりる白鵬

大相撲名古屋場所6日目

(7月18日 愛知県体育館)
 30度目の優勝へ向けて白鵬が加速している。179キロの魁聖に立ち合いから右前ミツ、左上手を引くとタイミングよく、左から上手出し投げ。相手に何もさせない横綱相撲で6連勝を飾った。

 支度部屋でも初日から変わらない。「腰を下ろしてうまく投げた」とじっと目を閉じて報道陣に受け答え。魁聖とは場所前に友綱部屋に出稽古したときにみっちりと稽古をつけており、完全に手の内を把握しての勝利だった。北の湖理事長(元横綱)も白鵬の強さに「白鵬はまわしのいいところを取っていた」と感心しきりだった。

 目の前で日馬富士が大砂嵐に敗れる波乱。「凄いね。勝ち方がどうあれ、横綱に勝つのは」と連日の金星を手にした新鋭を褒めた。ただ、白鵬はまだ大砂嵐との対戦を残している。横綱として最後の砦(とりで)とも言えるが、報道陣に大砂嵐戦について聞かれると、「ふん」と全く相手にしていないとばかりに鼻で笑った。白鵬にとっては名古屋場所に吹き荒れる砂嵐も問題でない。

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