勢　ファンとカラオケ　異例の交流イベント　女子高生感激「運使い果たした」

ファンと「上を向いて歩こう」を歌う勢

　日本相撲協会は１３日、人気力士で角界随一の美声でも知られる幕内勢（２７）とファンによるカラオケ大会を東京都墨田区で開き、１６歳から３９歳までの男女計１０人が集まった。

　協会公式の短文投稿サイト「ツイッター」のフォロワー（読者）４万人突破を記念し、異例の交流イベントが実現。定員１０人に対し、５月の夏場所期間中のツイッターでの応募者は１３４０人と関心の高さを示した。

　カラオケ店の一室で自慢ののどを披露した勢は「時間が過ぎるのが早かった。またやりたいし、相撲へのやる気がより一層出た」と上機嫌。宮城県栗原市から参加の女子高生は関取と演歌をデュエットし「夢のよう。運を使い果たした」と感激していた。

　夏場所は満員御礼が１０日間を記録し、東京開催場所では１７年ぶりの２桁日数と人気回復の兆しが出てきた。相撲協会による多角的なファンサービスも功を奏している。