高橋沙也加「ギャー」ロンドン銀・王儀涵破り8強進出

[ 2014年6月13日 05:30 ]

女子シングルス2回戦でロンドン五輪銀メダリストの王儀涵を破り喜ぶ高橋沙也加

バドミントン ヨネックス・オープン・ジャパン第3日

(6月12日 東京体育館)
 各種目2回戦が行われ、女子シングルスで世界ランク13位の高橋沙也加(21=日本ユニシス)がロンドン五輪銀で同3位の王儀涵(中国)を2―0で下し、8強入りを決めた。男子シングルスでは同4位の田児賢一(24=NTT東日本)がインド選手にストレートで勝ち準々決勝に駒を進めた。

 大金星に「ギャー」と絶叫した。高橋沙は第1ゲームを先取すると、第2ゲームも相手の強打を冷静に拾い、ストレート勝ち。「今でも信じられない。こんな点数で勝てるとは思っていなかった」。昨年11月の香港オープンで逆転負けを喫した相手に雪辱を果たした。

 大物食いは得意だ。これまでも13年ドイツオープンでロンドン金の李セツゼイ、4月のアジア選手権で世界4位のインタノン(タイ)を撃破。「いつも100点か0点の試合しかない。気持ちで負けると連続ミスして自滅する」と自己分析し、相手サーブの前には声を発して気合を注入する。ダブルスで日本代表の姉・礼華も「強い選手に強い」と勝負強さを称えた。

 銀メダルに輝いた国・地域別対抗戦ユーバー杯で腰を痛めたが「痛いからダメではなく、いつも以上に集中している」。昨年は山口茜(17=福井・勝山高2年)が最年少優勝。「“負けてられない、来年は優勝する”と思って今年の大会に入った。五輪には自分が出る気持ちでいる」。21歳のサウスポーがリオデジャネイロ五輪に向けて頂点を狙う。

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2014年6月13日のニュース