全豪へ弾み!錦織、前哨戦でV 世界7位に“雪辱”ストレート勝ち

[ 2014年1月11日 17:52 ]

クーヨン・クラシックで優勝し、トロフィーを掲げる錦織圭

 テニスの四大大会第1戦、全豪オープンの前哨戦にあたる男子シングルスのエキシビション大会、クーヨン・クラシック最終日は11日、メルボルンで行われ、決勝で世界ランキング17位の錦織圭(日清食品)が7位のトマーシュ・ベルディハ(チェコ)を6―4、7―5で破って優勝し、13日開幕の全豪に弾みをつけた。

 錦織は9日にベルディハにストレート負けしたが、決勝に進出したもう一人の選手が辞退したために急きょ出場。サーブが安定し、打ち合いでは前に踏み込んで返球して優位に立った。2年ぶりの8強入りを狙う全豪を見据え「(世界)トップ10の選手に勝てて、全豪に向かえることは大きい。負けてから2日で格段に良くなったし、理想に近い試合」と晴れやかな表情だった。

 クーヨン・クラシックは1987年までは全豪が行われていた歴史のある会場で、88年に始まった大会。歴代優勝者にアンドレ・アガシやピート・サンプラスら名選手が並び、錦織が新コーチに迎えたマイケル・チャン(以上米国)も95~97年に3連覇した。錦織は「伝説的な選手と同じトロフィーに名前が刻まれることはうれしい」と素直に喜んだ。(共同)

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2014年1月11日のニュース