モルゲンシュテルンが頭に大けが、練習中転倒 ソチ金候補

[ 2014年1月11日 09:37 ]

 ノルディックスキーのジャンプ男子で計3個の五輪金メダルを獲得した27歳のトーマス・モルゲンシュテルン(オーストリア)が10日、オーストリアのバートミッテルンドルフで行われたワールドカップ(W杯)個人第13戦の練習で転倒して頭部と肺に大けがを負った。

 空中でバランスを崩してたたきつけられるように転落し、ヘリコプターでザルツブルクの病院へ運ばれた。チームによると、意識も正常で命に別条はないというが、3日間は集中治療を受ける。

 モルゲンシュテルンは2006年トリノ冬季五輪の個人ラージヒル王者で、06、10年両五輪の団体金メダルも取った。今季は年末年始のジャンプ週間で総合2位に入るなど好調で、ソチ五輪優勝候補の1人だった。

 バートミッテルンドルフでは1986年に当時世界のトップ選手だった秋元正博が転倒して重傷を負った。(共同)

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2014年1月11日のニュース