谷原3差5位発進 新スイング奏功「気分がいい」

[ 2014年1月11日 05:30 ]

第1ラウンド、10番でティーショットを放つ谷原

USPGAツアー ソニー・オープン第1日

(1月9日 米ハワイ州ホノルル ワイアラエCC=7060ヤード、パー70)
 谷原秀人(35=フリー)が、新スイングで好発進した。一時は2オーバーまで落としながら、後半に盛り返して6バーディー、2ボギーの4アンダー、66で回り首位と3打差の5位につけた。石川遼(22=CASIO)はティーショットが乱れ73の118位と出遅れた。韓国出身のベサンムン(27)が、63をマークして首位に立った。

 今シーズンを占う4日間は、最高の幕開けだった。日本人最高の5位で初日を終えた谷原は「4アンダーは気分がいいですね」とうれしそうに話した。

 昨季の三井住友VISA太平洋マスターズで3年ぶりの10勝目を飾り復活をアピールしたが、さらなる高みを目指し昨年末からスイングを改造した。「ボールを左に行かせないように」とスクエアだったグリップをフック気味に変えフェースのターンを抑えた。また、拳1つ分ハンドファーストに構えることでロフト角を立たせた。「飛ぶので力みが減る」。6番は200ヤードから7Iで2メートルに乗せてバーディー。7番は7メートルのパットを沈めるなど4番からの4連続バーディーで上位に浮上した。絢香夫人(32)が日本で仕事のため長男・悠人くん(2)と2人でハワイ入り。プレー中は現地在住の義母に子供を預けているが、ホテルに戻ると買い物に出掛けるなどして、オンとオフを切り替えている。

 開幕前には「これ(スイング改造)が本当にうまくいけば(賞金王も)あると思う」と。確かな手応えとともに2日目に臨む。

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2014年1月11日のニュース