オールブラックス主将 SH田中に賛辞「9番には苦戦した」

[ 2013年11月2日 16:07 ]

<日本代表・ニュージーランド代表>試合前、ハカを披露するニュージーランド代表

リポビタンDチャレンジカップ2013 日本代表6―54ニュージーランド代表

(11月2日 秩父宮)
 世界最強のオールブラックスからトライは奪えなかった。それでも54失点、48点差とも過去のニュージーランド戦では最少。試合後、秩父宮に詰めかけた2万人を超える観客の前でインタビューに応えた広瀬主将は「チャンスはしっかり作れたけど、生かしきれなかった」と語った。

 前半9分にハイパントのキャッチミスから先制トライを献上。五郎丸の2PGで一時は1点差に迫ったが、その後立て続けに3トライを奪われて突き放され、攻撃では大事な場面でミスが出て1トライも奪えないままノーサイドの笛を聞いた。

 それでも120キャップを誇るニュージーランドの主将マコウは「日本はペースが速かった」と健闘を称え、「9番の選手には苦戦した」と2月に世界最高峰リーグ「スーパーラグビー」に日本人初出場を果たしたSH田中を称賛。広瀬主将は「地道に一歩ずつ積み重ねるしかない。自分たちを信じてハードワークしたい」と15年W杯へ向けて進化を誓っていた。

 ▼ハンセン・ニュージーランド監督の話 われわれの試合内容は非常によかった。若い選手がいい動きを見せたのは収穫となった。日本もトライこそ取れなかったが最後まで食らいついたと思う。

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