羽生ら4回転ジャンプ好調 スケートカナダ公式練習

[ 2013年10月25日 08:05 ]

公式練習する羽生結弦

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦、スケートカナダは25日(日本時間26日)、カナダのセントジョンで開幕し、男子は世界ランキング1位の羽生結弦(ANA)と世界選手権3連覇のパトリック・チャン(カナダ)の両雄が激突する。ともにソチ冬季五輪金メダル候補の実力者で、日本の新エースは「かなり気にしている」と並々ならぬ対抗心を燃やす。

 24日昼の公式練習で、羽生は「周りを見過ぎた。魂がどこかにふらふらといっていた。自分に集中しなければ」と反省した。チャンと練習時間は重ならなかったが「インタビューを受けても(気付けば)パトリック選手と何度も言っている」と意識は相当なものだ。

 GPで初対決した3年前のロシア杯では羽生が7位、チャンが2位だった。「表彰台に乗る力がなかった」と振り返る当時と違い、接戦に持ち込む自信がある今は「緊張感がすごくある。久しぶりに3日前くらいから緊張した」と打ち明けた。

 チャンは羽生に一目置いており「五輪で最大のライバルになるのは間違いなく日本」と警戒した。好調な羽生は練習でトーループとサルコーの2種類の4回転ジャンプを鮮やかに決め「最後に笑えるように力を振り絞りたい」と真っ向勝負を挑む。(共同)

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