錦織 昨年準V大会で完敗…8強ならず「悔しい」

[ 2013年10月25日 06:00 ]

 男子テニススイス室内は23日、スイス・バーゼルで行われ、シングルス2回戦で第6シードの錦織圭(日清食品)は世界ランキング29位のイワン・ドディグ(クロアチア)に1―6、2―6で完敗し、ベスト8入りはならなかった。一昨年のこの大会で準優勝した錦織はドディグの強烈なサーブと強打に押され、2度のブレークを許して第1セットを奪われた。第2セットでも第1ゲームをブレークされ、形勢を変えられなかった。

 第2セットの1―5からドロップショット、ボレーと手を尽くし、マッチポイントを2度しのいでサービスゲームをキープしたのが精いっぱいだった。錦織は反撃の糸口をつかめず「いいプレーができなかったときの気持ちは悔しい以外の何物でもない」と漏らした。

 今季世界ランクを70位台から29位に上げたドディグの多彩なストロークに揺さぶられた。第2サーブではリターンを打ち込まれ「ショットをうまく振り分けてきたので、ディフェンスが甘くなった。全部自分のミス」と言った。2年前にこの大会で当時世界1位のジョコビッチ(セルビア)を破ったが、今回は万全の状態で臨めなかった。腰痛などを抱える日本のエースは言い訳にすることを避け「体は大丈夫。パリで挽回できたらいい」と、次週のマスターズ・パリ大会に目を向けた。

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2013年10月25日のニュース