平泳ぎ規則変更検討、キック無制限に北島「しんどいだろう」

[ 2013年4月3日 06:00 ]

 国際水連が、競泳平泳ぎの規則変更を検討していることが2日、日本水連関係者の話で分かった。

 スタート直後に限り、自由形やバタフライと同様に15メートルまで潜水でき、バタフライキックを何度でも行えるようにする。7月の国際水連総会で承認されれば採用となる。現行の規則ではスタート、ターン後ともバタフライキック1回と、1かき、1蹴りしか認められていない。日本水連の佐野和夫会長は「飛び込み直後は水しぶきが大きく上がり、プールサイドの泳法審判が(違反がないか)目で確認することが難しかった」と背景を説明した。

 パワーのある海外勢に有利で、潜水以外の泳ぎそのものの技術にたけた日本選手には不利との見方もある。五輪で4つの金メダルを持つ北島康介(日本コカ・コーラ)はツイッターで「特に言うことないかなぁ。変わるならドルフィン(バタフライキック)強化すべしだな。でもきっと呼吸がしんどいんだろうとは思う」とつぶやいた。

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2013年4月3日のニュース