伊藤 惜しくもK点届かず「皆さんに獲らせてもらった」大粒の涙

[ 2013年2月26日 06:00 ]

ジャンプ混合団体、伊藤有希の1回目

ノルディックスキー世界選手権ジャンプ混合団体

(2月24日 イタリア・バルディフィエメ)
 1番手を務めた伊藤は優勝が決まると大粒の涙を流した。1回目はK点に届かず8位と出遅れ。「やっちゃったなと思ったけど、次の大貴兄ちゃんが凄い大ジャンプだった。助けてもらえたのがうれしくて1回目で泣きそうになった」と振り返った。

W杯表彰台経験はなく、実績では他の3人に劣る。持てる力は発揮したものの「2本とも貢献できなかった。チームの皆さんに獲らせてもらったメダル」と表彰式でも涙が止まらず、後輩の高梨から支えられる場面もあった。

 ◆伊藤 有希(いとう・ゆうき)1994年(平6)5月10日、北海道出身の18歳。父・克彦氏が指導する下川少年団で腕を磨き、07年に12歳でコンチネンタル杯3位に入る。「スーパー小学生」と注目された。W杯は8位が最高。北海道・下川商高から今春、土屋ホーム入りする。1メートル61、47キロ。

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2013年2月26日のニュース