竹内 V決めるK点越え!ラージヒル、男子団体へ膨らむ期待

[ 2013年2月26日 06:00 ]

ノルディックスキー世界選手権のジャンプ混合団体で優勝し、タッチを交わす(左から)伊藤、高梨、伊東、竹内

ノルディックスキー世界選手権ジャンプ混合団体

(2月24日 イタリア・バルディフィエメ)
 日の丸飛行隊が反撃ののろしを上げた。高梨だけではなく、前日のノーマルヒルで入賞に届かなかった男子も地力を示した。エース格が務める4番手には竹内が登場。「順位を気にせずにいいジャンプをすることを考えた」と重圧のかかる2本目の最終スタートもK点を越えて101・5メートル。電光掲示板に優勝を決める得点が表示されると、雄叫びを上げて喜んだ。

 昨年11月のW杯混合団体は2位に終わり「世界選手権でリベンジしたかった」と意気込んでいた。2週前のW杯ドイツ大会では2位に入るなど上り調子。現在ジャンプ界最強ともいえるシュリーレンツァウアーと同組だったが、2本とも距離、得点ともにグループ1位の数字をマークした。28日の個人ラージヒル、そして3月2日の男子団体戦が控えている。大仕事をやってのけた竹内への期待も膨らんできた。

 ◆竹内 択(たけうち・たく)1987年(昭62)5月20日、長野県出身の25歳。10年冬季五輪出場。世界選手権は2度目。長野・飯山一中卒業後にフィンランドに留学して実力をつけた。今季のW杯で自己最高の2位となるなど、W杯で表彰台2度。北野建設。1メートル75、60キロ。

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