川内は6位…力の差痛感 “禁断”の武者修行プランも

[ 2012年12月3日 06:00 ]

6位でゴールした川内はガックリ

福岡国際マラソン

(12月2日 平和台陸上競技場発着42・195キロ)
 公務員の最強市民ランナーが散った。2時間7分台を目指していた川内だったが、28キロすぎで集団から遅れ、2時間10分29秒。日本勢4番目の6位でフィニッシュ。

 前日は勝負飯のカレーを食べて備えたが「このタイム、この順位にしかなれずホントに悔しい」。レースを走りながら鍛える異色の存在は、今大会が今年8戦目のフルマラソン。ここまで4勝で自信をつけて臨んだが、実業団の堀端、プロの藤原に完敗。「情けない。力の差を感じた」とうなだれた。

 昨年の東京でブレークして注目を集める存在になったが、ロンドン五輪代表を逃し、今大会も満足感からは程遠い結果。これまでは平日に一人でトレーニングしていたものの、さらなる飛躍に向けて“禁断のプラン”まで持ち出した。

 「クラブチーム、実業団、大学に武者修行とかに行かないと、進歩の幅がないかもしれない」。16日の防府読売マラソンに出場後、来年2月の別府大分、東京、同3月のびわ湖毎日と世界選手権代表選考全レースに参戦する可能性まで浮上。「全部一般参加で出るかもしれない」。走り続ける川内から、目が離せない。

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2012年12月3日のニュース