真央らが最終調整 高橋&羽生 公式練習で4回転決める

[ 2012年11月22日 18:08 ]

公式練習で調整する浅田真央

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦、NHK杯は23日、宮城県セキスイハイムスーパーアリーナで開幕する。22日は会場で公式練習があり、12月のGPファイナル(ソチ)進出を狙う女子の浅田真央(中京大)や鈴木明子(邦和スポーツランド)、男子の高橋大輔(関大大学院)羽生結弦(宮城・東北高)が23日のショートプログラム(SP)に向けて最終調整した。

 浅田はジャンプを重点的にチェックし「(2014年冬季五輪の舞台となる)ソチに行って五輪が近づいている感じを味わいたい」とファイナル進出への意欲を口にした。鈴木も好調なジャンプを披露した。

 高橋は鍵を握る4回転ジャンプを成功させ「理想とはほど遠いが、ましになってきた」と手応えをつかんだ様子。仙台市で生まれ育った羽生も4回転を決め「ハードな練習をしてきた。期待に応えられるよういい演技をしたい」と地元での大会に向けて意気込んだ。

 GPシリーズの上位6選手で争うファイナルの進出者は今大会で出そろう。

 ▼浅田真央の話 中国杯で優勝できて、ファイナル(進出)に向けて少し気持ちは楽になった。ファイナルは(来季の冬季五輪開催地)ソチであるので、行って少しでも五輪が近づいている感じを味わいたい。

 ▼鈴木明子の話 ファイナルが懸かっているが、気負わず今できることをしっかりやりたい。(震災の被災者が)スケートでハッピーな気持ちになってくれればうれしい。

 ▼今井遥の話 だんだん体が(リンクに)慣れてきた。すごくわくわくしている。日本でのGPで緊張もあるが、練習してきたことを発揮したい。

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