仙台で２日に感謝パレード　ロンドン五輪代表選手ら

　日本オリンピック委員会（ＪＯＣ）は２２日、ロンドン五輪とパラリンピックの代表が１２月２日に仙台市で感謝パレードを行い、陸上男子ハンマー投げの室伏広治選手（ミズノ）やレスリング女子の小原日登美選手（自衛隊）らメダリストが参加すると発表した。宮城県でサッカー１次リーグ実施を計画する２０２０年東京五輪招致の支持拡大にも期待している。

　８月２０日に東京・銀座で行われた凱旋パレードは約５０万人が詰め掛ける大盛況だった。今回は仙台駅前で約４７０メートルを徒歩で行進する。記者会見した小原選手は「金メダルのパワーを借りて、被災地に元気や勇気を少しでも分けられたらうれしい」と話した。

　２、３日には東日本大震災で被害を受けた岩手、宮城、福島各県の仮設住宅や小学校を訪問。国民栄誉賞を受賞したレスリング女子の吉田沙保里選手（ＡＬＳＯＫ）や宮城県気仙沼市出身でフェンシング男子の千田健太選手（ネクサス）らも参加する。