20年五輪招致の会場計画 ゴルフを若洲から霞ケ関へ

[ 2012年11月6日 22:57 ]

 2020年東京五輪招致委員会が、競技会場計画で、ゴルフの会場を東京都江東区の若洲ゴルフリンクスから、歴史と伝統のある埼玉県の霞ケ関カンツリー倶楽部(CC)に変更する方向で検討していることが6日、関係者の話で分かった。国際ゴルフ連盟の承認を得て、来年1月7日までに国際オリンピック委員会(IOC)に提出する立候補ファイルに盛り込む。

 三方を海で囲まれた若洲ゴルフリンクスは中央区晴海に建設予定の選手村から近く、男女のプロツアーを開催した実績もある。しかし招致委関係者は「18ホールで客席もやや狭いことから、五輪の基準に見合う場所への変更が必要となった」と説明。日本ゴルフ協会とも協議を重ね、日本オープンやアジア・アマチュア選手権の開催実績があり、36ホールある名門コースとして知られる霞ケ関CCを第1候補にした。

 20年五輪の会場計画は半径8キロ圏内に大半の競技会場を配置した16年五輪招致の「コンパクトな計画」を引き継ぐが、宮城県などで一部開催するサッカーやゴルフのほか、射撃は埼玉県の朝霞射撃場、近代五種も都西部の多摩地区を予定している。

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2012年11月6日のニュース