ルネサスエレクトロニクス高崎・上野が貫禄の完封

日本女子ソフトボールリーグ（スポニチ後援）

（10月20日）
　甲府など３会場で６試合が行われた。豊田自動織機が日立マクセルを２―１で破り４位が確定。トヨタ自動車、デンソー、ルネサスエレクトロニクス高崎に続き、１９季連続での決勝トーナメント進出を決めた。また、トヨタ自動車に０―１で敗れたシオノギ製薬の最下位も決まった。

　ルネサスエレクトロニクス高崎の上野が大鵬薬品を２安打に抑え今季初の３試合連続完封を飾った。「調子がいいという感じではないが、峰との呼吸が今は非常にぴったり合っている。それがいい結果として表れていると思う」とバッテリーを組む峰の出すサインに首を振ることなく投げ終えたことに満足そう。７月の世界選手権に優勝、９月の全日本選手権と１０月の国体を制覇。リーグ優勝なら４冠目となるが「そのことより、あす（２１日）のデンソーに勝って２位を確保したい」と気を引き締めていた。

　≪デンソー　重藤は初完封≫重藤が３年目で初めて完封勝ち。相手のホンダは７連勝中で決勝トーナメント進出の可能性を残していたが、７８球で２安打に封じ「一度は完封勝ちしたかったのでうれしいです」と声を弾ませ、奪三振０の内容に「私らしくていいんじゃないですか」と苦笑いした。先制本塁打で重藤を援護した永吉は「内角の球をうまく振り抜けました」と４号２ランを自画自賛。本塁打王争いのトップに並び「あと１本何とか打ちたい」とタイトルを強く意識していた。

日立ソフトウェア（１０勝１１敗）
　１００　０１０　０─２
　０００　２０５　Ｘ─７
佐川急便（１０勝１１敗）
　（日）山中、佐藤―真鍋
　（佐）スメサート、信長―山科、野添

戸田中央総合病院（９勝１２敗）
　０００　０００　０─０
　０００　０００　１Ｘ─１
太陽誘電（１０勝１１敗）
　（戸）田家―鶴沢
　（太）藤田、尾崎―佐藤

シオノギ製薬（２勝１９敗）
　０００　０００　０─０
　０１０　０００　Ｘ─１
トヨタ自動車（１９勝２敗）
　（シ）安福―橋元
　（ト）アボット―渡辺

豊田自動織機（１３勝８敗）
　００１　００１　０─２
　０００　００１　０─１
日立マクセル（４勝１７敗）
　（豊）栗田、ローリー―ウィリス
　（日）呂―篠田

デンソー（１７勝４敗）
　０００　３００　０─３
　０００　０００　０─０
ホンダ（１１勝１０敗）
　（デ）重藤―竹林
　（ホ）メロー―ラッピン

ルネサスエレクトロニクス高崎（１６勝５敗）
　０００　２００　２─４
　０００　０００　０─０
大鵬薬品（５勝１６敗）
　（ル）上野―峰
　（大）江本―増井