五輪代表の貫録!市川、初の学生日本一に笑顔

[ 2012年9月11日 06:00 ]

<日本学生対校陸上女子100メートル決勝>11秒75で初優勝した市川華菜

日本学生対校選手権第2日

(9月10日 国立)
 五輪戦士の貫禄を見せつけた。ロンドン五輪女子400メートルリレー代表の市川華菜(21=中京大)が、100メートルで11秒75をマークして初優勝を飾った。男子100メートルもロンドン五輪400メートルリレー代表の飯塚翔太(21=中大)が10秒71で初めて制した。

 スムーズな加速で、美しく駆け抜けた。美人スプリンターの市川は中盤でリードを奪うと、11秒75でフィニッシュ。自己ベストの11秒43には及ばなかったものの、大学生活最後の日本学生対校選手権で初優勝し、「気持ち良く走れた。優勝できて良かった」と笑みを浮かべた。ロンドン五輪から帰国後、時差ボケなどもあって1週間は本格的なトレーニングができず、万全のコンディションではなかったが、五輪代表の貫禄を見せつけた。

 この日は400メートルリレーでも優勝し、12日の200メートル、1600メートルリレーとの4冠を目指す。来春からは実業団に進み、現在と同じ中京大を拠点に競技を続行。400メートルにも挑戦し、来年のモスクワ世界選手権代表を狙う。

続きを表示

この記事のフォト

2012年9月11日のニュース