菊池　骨折乗り越え総合優勝！女子は橋本が粘ってＶ

遠野じんぎすかんマラソン男子１０キロ総合優勝の菊池（右）と同女子総合優勝の橋本

　「第３０回日本のふるさと遠野じんぎすかんマラソン」（スポーツニッポン新聞社後援）は２６日、岩手県遠野市で１４５１人が参加して行われた。メーンの男子１０キロは、地元・遠野市出身の菊池巧太（１７）が３２分２７秒で、女子１０キロは橋本美加（２５）が４１分３秒でそれぞれ総合優勝した。

　＜男子１０キロ＞菊池が総合優勝を達成した。遠野中卒業後は駅伝の名門・一関学院高に進むも、昨年のレース中に右大腿骨を疲労骨折。今大会が約１年４カ月ぶりのレースとなった。中学生まで参加していた思い出の大会での復活Ｖとなり「うれしい。この大会を期に、全国でも入賞して地元に恩返ししていきたい」と大粒の汗をぬぐいながら笑顔を見せた。

　＜女子１０キロ＞橋本が見事総合初優勝を飾った。あまり調子が上がらず苦しいレースとなったが、「頑張りすぎないで、一定のペースを守って走ろうと思った」と粘り強い走りで、２位に２２秒差をつけてフィニッシュ。年内は今後も８大会ほどを予定しているそうで、「１０キロの自己ベストの３８分３０秒を切れるように頑張りたい」と語った。

　【１０キロ】▽男子２９歳以下（１）菊池巧太３２分２７秒（２）阿部清孝３２分５２秒（３）島智也３３分１３秒▽同３０～３９歳（１）高橋祥基３２分５７秒（２）山崎幸一３３分３７秒（３）照井正樹３３分４０秒▽同４０～４９歳（１）茂内孝３５分２８秒（２）伊藤淳３６分２７秒（３）高橋信博３６分３２秒▽同５０～５９歳（１）佐野信幸３５分１３秒（２）高橋智也３６分３５秒（３）宇都宮浩人３８分０１秒▽同６０歳以上（１）菅原秀３９分１７秒（２）佐々木和男３９分３４秒（３）藤井豊４０分４０秒▽女子３９歳以下（１）橋本美加４１分０３秒（２）庄司夏子４２分１５秒（３）田村朋子４７分５９秒▽同４０～４９歳（１）小笠原美智子４１分２５秒（２）徳田和代４２分２８秒（３）児玉由美４３分０４秒▽同５０歳以上（１）佐藤裕子４６分３９秒（２）三上牧子４７分２３秒（３）冨手裕子４７分４９秒

　【５キロ】▽中学男子（１）小原航洋１６分５４秒（２）佐藤久遠１７分０７秒（３）佐々木勇也１７分０９秒▽男子４９歳以下（１）中野和也１６分３０秒（２）佐藤真１６分５５秒（３）佐藤秀幸１７分０５秒▽同５０歳以上（１）児玉博宣１７分４９秒（２）菊池健一１８分５９秒（３）兼田茂人２０分３８秒▽女子２９歳以下（１）佐藤真衣子１９分４８秒（２）石川真弓２０分０８秒（３）大久保和美２０分５９秒▽同３０～４９歳（１）土橋真美２１分２８秒（２）大和田治美２１分４２秒（３）柴田真由美２２分５６秒▽同５０歳以上（１）小野寺たけ子２１分５９秒（２）鈴木真紀２２分４５秒（３）菊池久美子２３分１０秒

　【３キロ】▽家族ペア（１）阿部広美・青希１２分０５秒（２）斎藤武男・大１２分１７秒（３）熊谷満・萌花１２分３０秒▽小学男子（１）上原一真１１分３８秒（２）松田翔馬１１分４３秒（３）菅田和馬１１分５３秒▽小学女子（１）及川誌月１１分４６秒（２）高橋有恵１２分０２秒（３）相内郁音１２分１８秒▽中学女子（１）大戸里桜１１分０９秒（２）熊谷夏美１１分０９秒（３）佐藤美紀１１分１４秒

　※同タイムの順位は１秒未満のタイム差による