森田　日本人最高の３位！３週連続トップ１０入り

＜ニトリレディス　最終日＞通算９アンダーでホールアウトし中村（左）と握手する森田

女子ゴルフツアーニトリ・レディース最終日

（8月26日 北海道苫小牧市・桂ゴルフ倶楽部＝６４７７ヤード、パー７２）
　６５をマークした森田理香子（２２＝リコー）が日本人最高の３位に入った。８バーディー、１ボギーで回り通算９アンダー、２０７で３週連続のトップ１０入り。６８のアン・ソンジュ（２４＝韓国）が通算１４アンダーでツアー、１０勝目を挙げ、２打差の２位に入った全美貞（２９＝韓国）は年間獲得賞金が１億円を突破した。

　１日ごとに調子を上げた森田がこの日、ベストとなる６５をマークし、１９位から一気に３位まで順位を上げた。２番で残り１４０ヤードから９Ｉで３０センチに寄せたのを皮切りに８バーディーを量産。一方でボギーを１つに抑えた。「ショットは荒れてて、ナイスボギーもナイスパーもあった。パッティングも良かったので、このスコアになった」と振り返った。

　前戦のＣＡＴレディース最終日は首位で出ながら７１。６５で回った全美貞に４打差をつけられ、２位に終わった。今大会開幕前日には会場を訪れた師匠の岡本綾子（６１）から「最終日に伸ばせないのはダメ」とカツを入れられた。そして、ミスをした時にパーを拾うにはアプローチが重要になるとアプローチの打ち方も教わった。９番ではグリーン左ラフから１・５メートルに寄せてパーセーブ。早速、教えを実戦した。

　ここ８試合で２度の２位を含めトップ１０が７度。好位置につけながら優勝を逃している。課題の最終日に好スコアを出した森田は「まだまだショートゲームはミスが多いけど、減らすように練習していきたい」と１０年以来となる２勝目へのヒントをつかんだ。