柔道男子五輪代表 篠原監督「最低でも金3」

[ 2012年6月26日 21:22 ]

 柔道男子日本代表の篠原信一監督は26日、ロンドン五輪の目標金メダル数について「最低でも3個。良くて4個を目指す」と明言した。

 男子は昨年の世界選手権で金メダル2個に終わった。五輪も苦戦が予想されているが、篠原監督は「前半の3階級は取れる力を持っている」と強気。鍵を握る存在として競技初日に登場する60キロ級の平岡拓晃(了徳寺学園職)を挙げた。

 五輪代表7人は同日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで強化合宿を公開し、エースとして期待が懸かる100キロ級の穴井隆将(天理大職)らが激しい稽古を披露。開会式まで1カ月となった現段階で8割の仕上がりという穴井は「調整は非常に順調だ。五輪に対する思い、金メダルへの思いは誰よりも強い」と言い切った。乱取りで切れ味鋭い内股を何度も繰り出した。

 金メダルが期待される73キロ級の中矢力(ALSOK)は痛めている右肩、右肘の回復が遅れていることを明らかにした。通常メニューをこなしたものの「こんなに治りが遅いと思っていなかった。自分の柔道スタイルに影響を及ぼしている」と不安そうに話した。

 25日から始まった合宿は30日まで行われる。

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2012年6月26日のニュース