白鵬「優勝取り戻す」 横綱在位30場所の節目にV奪還宣言

[ 2012年6月26日 16:22 ]

名古屋場所を前に、賜杯への意気込みを語る横綱白鵬

 5月の夏場所で優勝を逃した横綱白鵬が26日、名古屋場所(7月8日初日・愛知県体育館)を前に名古屋市内で記者会見し「優勝は私の中で特別なもの。それを取り戻す」と賜杯奪還宣言した。

 先場所はモンゴルの先輩、旭天鵬が初優勝したが、自身は横綱昇進後で最低の10勝5敗に終わった。「大先輩に感動したが、あらためて勝負の厳しさを教えられた」と悔しさをにじませる。

 横綱在位は節目の30場所に。「もう30か、早いね。宿命だから耐えていかないと」と、一人横綱として相撲界を支える強い責任感は変わらない。

 夏場所後はモンゴルへ2度帰国した。また、モンゴル出身の留学生がいる鳥取城北高の相撲部を訪れて胸を出すなど多忙だったが、この日から稽古を再開。名古屋市緑区の宮城野部屋宿舎で、四股などで状態を確認しながら体を動かした。通算23度目の優勝を目指す場所へ「体調は問題ない」と語った。

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2012年6月26日のニュース