大友が復活 栗原は落選…女子バレーメダル獲りへ速攻重視

[ 2012年6月26日 06:00 ]

 日本バレーボール協会は25日、ロンドン五輪女子代表12人を発表した。3位となった10年世界選手権メンバーが中心で5月の五輪世界最終予選をケガで欠場した大友愛(JT)と井上香織(デンソー)の両センターが入った。大友は2大会ぶり、井上は初の五輪出場。3大会連続の五輪出場を狙った栗原恵(カザニ)は外れた。

 真鍋政義監督(48)は神戸市内で報道陣に対応し「大友と井上はかなりいい状態になっていると分かった。日本は世界と同じことをしていても勝てない。高いブロックをかわすために速く、多彩な攻撃を追求したい」と話した。スピードを重視して選考した。10年世界選手権で見せた隙のない守備から速い攻撃を展開するバレーが理想。ポイントは当時活躍した大友と井上。ブロックだけでなく動きが機敏で攻撃への貢献度も高い。大友は右膝、井上は右肩を手術して出遅れていたがワールドグランプリで状態を確認し選出した。

 日本は1次リーグA組で英国、イタリア、ロシア、ドミニカ共和国、アルジェリアと対戦する。残り1カ月の課題は木村のサーブレシーブの強化と攻撃のスピードアップ。指揮官は「セッターの竹下次第だと思う。練習では速いトスを供給しているが、試合ではどうしても安全にいっている」と指摘。集大成の戦いに向け仕上げに入る。

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2012年6月26日のニュース