マラソン3人娘合同合宿 重友「いい緊張感」

[ 2012年6月24日 06:00 ]

22日、合同高地トレーニングを行っている米アリゾナ州フラッグスタッフで、記者の質問に答えるロンドン五輪女子マラソン代表の(左から)重友梨佐、尾崎好美、木崎良子

 ロンドン五輪女子マラソン代表の重友梨佐(24=天満屋)木崎良子(27=ダイハツ)尾崎好美(30=第一生命)の3選手が22日、標高約2100メートルの米アリゾナ州フラッグスタッフでの合同合宿を報道陣に公開し、重友は「いい緊張感をもって走ることができた」と充実した表情で語った。

 この日は気温約20度、湿度の低い気候の中、初めて3人でペースを合わせて湖に面した片道5キロのコースを往復する30キロを約2時間かけて走り込んだ。所属チームの高地トレーニングの拠点としてフラッグスタッフには慣れている木崎は「3人で切磋琢磨(せっさたくま)できていい」と合同合宿の効果を実感している様子。尾崎は「(五輪本番では)みんなで上位を狙いたい」と意気込んだ。

 今回の合同合宿は日本陸連が実業団チームの枠を超えた試みとして初めて実施。合宿を提案した第一生命の山下佐知子監督は「いかに世界との差を縮められるか。一体感、仲間意識があると3人の総崩れは防げる」と“共闘”の意識付けを訴えた。合宿は7月1日まで行う。

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2012年6月24日のニュース