女子マラソンお家芸復活へ 史上初!五輪代表3人合同合宿

[ 2012年4月17日 06:00 ]

 お家芸復活へ、秘策ありだ。日本陸連は16日、都内で今年度の強化方針を発表。08年北京五輪でメダルなしに終わった女子マラソンについて、河野匡強化副委員長(51)は、「6月中旬から女子マラソンの代表3人が(合同で)合宿を行う」と明かした。

 重友梨佐(24=天満屋)、木崎良子(26=ダイハツ)、尾崎好美(30=第一生命、)の代表3人が合宿で顔をそろえる。所属チームで調整することが常識のマラソン界で、五輪を見据えた合同トレーニングは史上初の試みだ。

 場所は米アリゾナ州フラッグスタッフで、期間は2週間程度を予定している。「メダルを狙うためにはチームジャパンで闘おうということ。合宿を一緒にしたいと、現場から申し出てきた。一緒に練習することでメダルを獲る意識を高めていく」と同副委員長は説明する。92年バルセロナ五輪から、4大会連続でメダルを獲得していた女子マラソンも、北京では中村友梨香の13位が最高と惨敗。再び表彰台を目指して、代表3人が切磋琢磨(せっさたくま)する。

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2012年4月17日のニュース