パナソニック 5季連続で決勝進出!連覇に王手

[ 2012年2月20日 06:00 ]

<パナソニック・東芝>後半11分 パナソニック・フーリー(左)は、独走トライにゴール前でNO.1ポーズ

プレーオフトーナメント パナソニック37―25東芝

(2月19日 秩父宮)
 トップリーグ上位4チームによる準決勝2試合を行い、2連覇を狙うパナソニックは東芝を37―25で下して5季連続で決勝進出を果たした。9―8の後半8分からWTB北川智規(28)と南アフリカ代表ジャック・フーリー(28)が2本ずつトライを奪い、リーグ戦最終戦で敗れた雪辱を果たした。リーグ戦1位のサントリーはNECから8トライを奪って56―8と大勝。26日の決勝は2季連続で同じカードとなった。

 積極的な守備が奏功し、就任1年目のパナソニック・中嶋則文監督は「守備のシステムを変えて成功した」と胸を張った。16―8の後半11分にCTBフーリーがハーフウエーライン付近でこぼれ球を拾って約50メートルの独走トライ、同22分にも自陣ゴール前でこぼれ球を拾って約90メートルの独走トライ。味方がプレッシャーをかけ、相手がハンドリングエラーを犯した隙を見逃さなかった。

 5日のリーグ戦最終戦は引いて守り、東芝の猛攻に25―59と完敗。2週間で前に出るディフェンスに修正し、CTB霜村主将は「東芝の攻撃は怖くなかった」と振り返った。

 昨季は前身の三洋電機最後の年で初優勝。チーム名は変わったが、2連覇に王手をかけた。パナソニックは3日に最終赤字が過去最悪の7800億円と発表。WTB北川は「ラグビー部が会社を元気づけたい。サントリーにもリーグ戦(26―31)のリベンジを果たしたい」と誓った。

続きを表示

2012年2月20日のニュース