世界26位に…鈴木桂治 準決勝で一本負け

[ 2012年2月20日 08:52 ]

男子100キロ超級の準決勝で敗れ3位となり、表彰式でポーズをとる鈴木桂治(右から2番目)ら

 柔道のグランプリ大会最終日は19日、ドイツのデュッセルドルフで男女計7階級を行い、左肘手術からの復帰戦となった男子100キロ超級の鈴木桂治(国士舘大教)は準決勝でアダム・オクルアシビリ(グルジア)に投げ技で一本負けし3位だった。

 世界ランキング18位で31歳の鈴木は準々決勝で同5位の金成民(韓国)に優勢勝ちしたが、同26位と格下の相手に敗れ、完全復活をアピールできなかった。

 女子70キロ級で世界ランク4位の国原頼子(自衛隊)は準決勝で同19位のブラジル選手に一本負け。ロンドン五輪代表争いから後退した。

 今大会では男子が7階級で1人も決勝に進めなかった。女子は2階級を制した。

 ▼鈴木桂治の話 せっかくのチャンスだったが、ものにできなかった。肘に不安はあったが、痛くないし、力も入った。体調は70~80パーセント。あとは稽古不足。相手の技に対応する瞬発力などは、実戦でないと身に付かないと実感した。

 ▼国原頼子の話 プレッシャーの影響はなかった。何のために柔道を続けてきたのか、この2週間で考えた。五輪は目標だが、柔道が好きで続けてきた。今回は結果よりも自分らしくと思った。

 ▼篠原信一・日本男子監督の話 (鈴木は)自分でできる限りの練習はしているのだろうが、それだけでは世界で勝てないというのが続いている。3位になったが、本当に強い選手は当たっていない。そういった点で見るとほか(の有力選手)と同じ。準決勝は勝てる相手だった。(共同)

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2012年2月20日のニュース