松本 山本に優勢勝ちし、五輪へ前進!

[ 2012年2月20日 06:00 ]

 柔道のグランプリ大会第1日は18日にドイツ・デュッセルドルフ行われ、女子57キロ級で世界ランキング1位の松本薫(フォーリーフジャパン)が決勝で17歳の山本杏(神奈川・桐蔭学園高)に優勢勝ちし、ロンドン五輪代表へさらに一歩前進した。女子52キロ級の橋本優貴(金沢学院大)は決勝でナタリア・クジュティナ(ロシア)に一本勝ちして優勝。同48キロ級で18歳の遠藤宏美(筑波大)は決勝でベルギー選手に優勢で敗れた。男子66キロ級で世界ランク6位の森下純平(筑波大)は、優勝したアリム・ガダノフ(ロシア)に準決勝で敗れて3位に終わり、五輪代表入りへアピールできなかった。

 女子57キロ級の松本が3大会連続優勝で、五輪代表へ大きく近づいた。決勝の相手は17歳の新鋭、山本。成長株との初対戦は接戦となったが、最終的に指導2つの差で勝った。世界ランキング1位の実力を示したが「優勝したことはうれしいが、自分が求めている柔道ができていない。修正する必要がある」と冷静に振り返った。五輪代表を決める選考対象大会は、5月の全日本選抜体重別を残すだけ。松本は「選抜で勝たなければ今の差は意味がなくなる」と気を引き締めた。

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2012年2月20日のニュース