控え組躍動!日本、主力温存もストレート勝利!!

[ 2011年11月9日 06:00 ]

アルジェリアにストレート勝ちし、タッチを交わす迫田(中央)ら日本代表

バレーボールW杯女子第4日

(11月8日 広島サンプラザホールほか)
 第2ラウンドが始まり、世界ランク4位の日本は、同17位のアルジェリアを3―0のストレートで下し、2勝目を挙げた。すでに2敗を喫している日本は格下との対戦で大幅にメンバーを変更したが、迫田さおり(23=東レ)が21得点を挙げる活躍を見せ、主力組を休ませることに成功した。逆転でのロンドン五輪出場権獲得を目指し、真鍋ジャパンが再発進した。

 最後は主力組が一人もいなかった。第3セットは17点を奪われて長引いたため今大会の最短試合時間は逃したが、1時間17分であっさり決着。一度もリードを許さない完勝劇で、五輪出場権獲得となる3位以内へ希望をつないだ。

 真鍋監督は宣言通り、格下相手にスタメンを大幅変更した。不動のスタメンだった江畑をベンチ入り登録からも外し、エース木村も第2セット途中で交代。第3セットは竹下、荒木らも完全休養させた。指揮官は「きょうの出来ではトップチーム相手に使うのは厳しい」と手放しでは喜ばなかったが、主力組を温存できたのは長丁場の戦いではプラスとなる。

 最も躍動したのは迫田で、両チーム最多の21得点を決めた。「コートに入ったら結果を出したいと思っていた」。迫田と同じく今大会初スタメンの狩野も「使ってもらっているので、強い気持ちで臨んだ」と振り返った。

 追い風もあった。世界ランク1位のブラジルが、第1ラウンド最下位だった韓国にフルセットまで持ち込まれ、まさかの勝ち点2止まり。ライバルがもたつけば、3位に入る可能性は高まっていく。真鍋監督は「残りの7試合も全員で一致団結して頑張りたい」と意気込んでいた。

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