ファイナル意識し安全策 高橋「悔しいが」4回転回避

[ 2011年10月29日 11:44 ]

男子SPで2位につけた高橋大輔

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦、スケートカナダは28日、トロント近郊のミシソーガで開幕。男子ショートプログラム(SP)で高橋大輔(関大大学院)は84・66点の2位につけ、「良くもなく、悪くもなくという感じ」と繰り返した。

 冒頭に予定していた4回転―3回転の連続ジャンプを本番は3回転―3回転に変えた。前日の公式練習から踏み切りが安定せず、演技直前の6分間練習でも成功する気配を感じ取れなかったという。「ファイナルに行きたい気持ちがある。悔しいがまとめにいった」と安全策を選んだ。

 得点には「ある程度の評価を得られた」としながらも「もう少しできる部分が多々ある」と反省。自慢のステップで得点を伸ばせず、スピンの一つはレベル1と低い評価だった。

 フリーでは4回転を跳ぶと強調し「最後まで勢いを持ってやるのが課題」と気合を入れ直した。(共同)

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