丸ちゃん「イメージ通り」ショット安定2位浮上

[ 2011年10月29日 06:00 ]

17番、ティーショットを打ち終え、笑顔を見せる丸山茂樹

マイナビABCチャンピオンシップ第2日

(10月28日 兵庫・ABCゴルフ倶楽部=7217ヤード、パー72)
 7位から出た丸山茂樹(42=セガサミーホールディングス)が6バーディー、1ボギーの67で回り、通算8アンダーで首位に1打差の2位につけた。先週までの出場15試合で予選通過はわずか3試合だったが、ショットが安定して好位置をキープしている。ボギーなしの7バーディー、65をマークした富田雅哉(34=瑞陵GC)が通算9アンダーで首位。石川遼は連日の70で通算4アンダーの16位につけている。

 ホールアウト後の会見場で、トレードマークのスマイルがはじけた。2日連続の60台で回り、1打差の2位に浮上した丸山は「ほとんどイメージ通りにやれている。ミスの方向もイメージ通り」と手応えを口にした。

 前日に続いてショットが好調だった。終盤の17番パー4で残り183ヤードの第2打を6Iで3メートル、18番パー5では第3打を1メートルにつけ連続バーディーで締めくくった。今季は右ふくらはぎのケガや腰痛などで不調が続いていたが、9月の半ばから約1カ月、自宅のある米国ロサンゼルスで集中的にトレーニング。前週のブリヂストンオープンで、テークバックで体が思うように回っていなかったことに気づき、スタンスを狭めて体の回転を意識して打つようにしたところ、球筋が安定するようになったという。

 ラウンド後は米国で暮らす長男・奨王くん(11)に電話。「“パパ良かったね~”と言ってたよ」と優しい笑顔を見せた。奨王くんは米国でジュニアの試合に出て優勝するなど、その成長も大きな励みになっているだけに「息子のためにも頑張る」と09年日本シリーズ以来の日米通算14勝目に意欲十分だった。

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2011年10月29日のニュース