日本女子、団体予選5位で2大会連続五輪切符!

[ 2011年10月8日 21:56 ]

女子予選 最終種目の段違い平行棒の演技を終えた寺本明日香に拍手を送る(左から)田中理恵、新竹優子、美濃部ゆう

 体操のロンドン五輪予選を兼ねた世界選手権第2日は8日、東京体育館で残り5班による女子予選の後半を行い、鶴見虹子(朝日生命)田中理恵(日体大大学院)らの日本が合計223・543点で5位となり、上位8チームに与えられる五輪出場権を2大会連続で獲得した。11日の団体総合決勝進出も決めた。

 予選の上位24人による個人総合決勝には鶴見が11位、田中が19位で進出。同上位8人の種目別決勝は、段違い平行棒に鶴見と寺本明日香(レジックスポーツ)が進んだ。

 団体総合予選の日本は跳馬の練習中に飯塚友海(朝日生命)が負傷したが、代役を務めた寺本が高得点をマーク。ほかの選手も手堅かった。

 前回大会で団体総合2位の米国が合計234・253点をマークし、前回覇者の2位ロシアを3・191点差で抑え、トップに立った。3位は中国。

 9日に予選に臨む日本男子は非公開で最終調整した。

 ▼塚原千恵子・日本女子監督の話 失敗しないチームをつくってきた。着地など実施(出来栄え)が良く、5位までいけた。アクシデントはあったが、安心して見ていた。

 ▼鶴見虹子の話 みんなノーミスの演技ができた。内容が良く、結果も良かった。美しい演技と失敗しない演技ができた。みんなに感動してもらったと思う。頑張ってきて良かった。

 ▼田中理恵の話 5位で予選を通過できてうれしい。チームが一丸となって、雰囲気も良かった。最後まで諦めず、みんなで戦った。この日のためにやってきて本当に良かった。

 ▼新竹優子の話 トップバッターとして、大きなミスを出さないでできたのが良かった。練習は裏切らないということで、練習をしっかりやってきた。声援がすごく力になった。

 ▼飯塚友海の話 チームに迷惑を掛けて、すごく申し訳ない気持ち。膝が切れて4針縫った。もう大丈夫。みんなが完璧な演技をしてくれてすごくうれしい。

 ▼寺本明日香の話 アクシデントがあったけど、自信はあった。チームのみんなを信じていい演技ができた。(代役での跳馬に)焦ったけど、声援やチームの掛け声で救われ、いつも通りの演技ができた。

 ▼美濃部ゆうの話 いつも通りを心掛けてやった。自分の役割は、大きな失敗をせずベテランの演技で次につなげることだった。代表に戻れてすごくうれしかったし、今までやってきて良かった。

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